アラフォー男性の婚活に精液検査のすすめ|聞きづらい精子の話と体験談

婚活男性の精液検査について考える記事のアイキャッチ

婚活して、結婚したら、子どもがほしいな…。そう考えている男性のあなた! お相手が若ければ大丈夫でしょ、となんとなく思っていませんか? あなたの精子は大丈夫ですか?

婚活するなら、男性も不妊症の検査(ブライダルチェック)を受けておくことをおすすめします。私も、結婚前に精液検査を受けました。この記事では、その実体験を交えながら、検査が婚活に関係する理由と、検査の受け方をお話しします。

男性のブライダルチェックってなに?

この記事には医療に関わる情報が含まれますが、あくまでも婚活業界から見た私見を述べたものです。また、書いている情報について、医療上の正確な考証は行っていません。医療上の判断や正確な情報の確認は、医師の診断や、しかるべき情報源などにもとづいて行ってください。

ブライダルチェックとは、子どもを作る能力があるかどうかを確認する、不妊症の検査のことです。

男性の場合は、精子の健康状態を医学的にチェックしてもらうことになります。

私は40歳手前での結婚で、妻との年齢差も大きかったので、相手に迷惑をかけてはいけないと思い、ブライダルチェックを受けました。今回は、婚活中の独身男性に向けて、自分の体験談もお話ししつつ、ブライダルチェックの必要性と、婚活に与える影響について解説します。

日本生殖医学会は、男性側の検査について次のように説明しています。

男性側の検査は、精液検査と、泌尿器科的な検査に分けられます。精液検査は、受診されたほとんどの方が受ける一般的な検査です。泌尿器科的な検査は、診察・エコー検査・採血など短時間で簡単にできるので、妻の婦人科治療前または並行して行うことをお勧めいたします。

不妊症カップルの50%程度には男性側の原因もあるとされており、男性不妊の原因検索は治療方針の決定に重要で、婦人科と泌尿器科が連携することが推奨されています。

出典:一般社団法人日本生殖医学会

なんで婚活と不妊症の検査が関係あるの!?

ズバリ、婚活の先に、お子さんを望んでいますか?

やっぱり子どもはほしいな、という婚活男性は多いと思います。そういう方は「女性は出産できる年齢の人で…」と希望されます。しかし、ご自身に不妊症の問題がないかどうか、チェックはしているでしょうか?

男性の20人に1人は不妊症

沢井製薬さんの記事にわかりやすくまとめられていますが、WHOの調査によると、男性の5%、20人に1人が不妊症だそうです。不妊の原因は奥さんの年齢…というケースばかりではないのですね。

女性の年齢と不妊については、別の記事に書いていますので、参考にしてくださいね。

関連記事子ども希望の婚活男性が損しないための3つの視点|学術論文に学ぶ

35歳からは精子の質が低下

女性の出産年齢については社会的にも広く知られるようになってきましたが、男性についてはまだまだ知られていません。「男は何歳になっても子どもが作れるからね〜」などと、のんきなことは言っていられないようです。

男性の場合は、35歳くらいから精子の質が低下して、妊娠が成立しにくくなるといわれています。意外と時間の制限が厳しいのです。私も結婚が39歳と遅くなってしまったので、妻にも、妻のご両親にも迷惑をかけたくないと思い、結婚前に検査を受けました。

診断結果で婚活の作戦も変わる

診断結果の良し悪しによって、婚活の作戦も変わってきます。結果がよければ問題ありませんが、結果が芳しくないときには、どうするのがよいでしょうか?

3つの選択肢が考えられます。

  • お相手に不妊治療が必要なことを伝えて、一緒にがんばってくれる人を探す
  • 子どもを希望しない女性とのご縁を優先する
  • 婚活をやめる

まずは医学上のことですので、お医者さまとしっかり相談する必要があります。その診察結果をふまえて、婚活をどう進めていくのかは、まさにケースバイケースで考えていく必要があると思います。

お相手に伝えるタイミングも人それぞれなので、相談所の担当者と話し合って決めましょう。

親しみやすくデフォルメされた精子のキャラクターのイラスト

治療期間は4年!?

ここでは一般的な例として、不妊治療(妊活)にかかる時間を取り上げます。

ニッセイ基礎研究所の記事では、「男性が精索静脈瘤の治療後に不妊治療へ移る場合には、40回、年に10回受診を可能とする就業男性の精液を用いて不妊治療を実施する場合には、4年間」という治療期間のモデルが示されています。

結婚してから、さらに妊活の期間が4年もかかる場合がある、ということです。

驚きですが、これをふまえた婚活の作戦を考えていく必要があります。逆にいえば、自分が不妊症だと気づかないまま婚活を進めると、結婚後に思わぬ落とし穴に苦しむ可能性があるということです。

ブライダルチェックってどうやるの?

病院探し

男性がブライダルチェックを受けるには、まず病院探しから始める必要があります。女性の場合は、まずかかりつけの産婦人科に相談すると思いますが、男性は産婦人科とは縁が遠いので、スタートが難しいんですね。

といっても、「地域名+男性+ブライダルチェック」で検索すれば、たいていはどこかの病院が見つかると思います。一覧が見たい場合は、不妊治療情報センターというサイトがあります。

私が検査を受けた病院は、記事の後半で紹介していますので、ご確認ください。

検査方法

採取した精液を提出します。

精液を提出するということは、要は、我々が日常の営みで行っている方法(マスターベーション)で、精液を体の外に出す必要があるということです。精液の全量を専用のカップに入れて、窓口に提出します。

自分がマスターベーションで出した精液を、病院に提出しなければならないという…。

ここが最大の関門ですが、感情を無にして、淡々と事務的に検査を受けるのがよいです。結婚のため、子どものため、幸せな未来のために、ここ一発を乗り越えてください。

私はけっこう平気なほうなのですが、精神的にキツい人はいるだろうなと思います。ここは応援しかできません。がんばって!

病院選びのコツ

検索すれば、地域でいくつか対応してくれる病院が出てくると思います。選び方のコツですが…。

1. 自宅に近い病院がいい

めちゃくちゃ実務的な理由があって、家の近くの病院がいいです。

なぜかというと、精液検査は「病院で精液を採る」か「採った精液を持っていく」かの選択になるからです。

病院で採る場合には「採精室」なるものを使うことになりますが、ナイーブな僕たちにはちょっとキツい! 私は入ったことがありませんが、話によると、採精の手助けになるようなアレコレが置いてあるとか…。

いやいや、なんでもいいわけじゃないのよ。俺にはこだわりがあるのよ。という気持ち、めちゃくちゃ分かります。はい。だいたい、そのあと窓口に行くのが恥ずかしいという気持ちも、めちゃくちゃ分かります。

ならば、せめて自宅で採りたいところですが、私が受けた病院では「精液は採取後30分以内に提出する」必要がありました。

というわけで、自宅に近い病院を選びましょう。というか、事後の処理をして出かけるとなると、実質20分くらいしかないですよね!? そんな場所に住んでいる人のほうが珍しい気がします。時間の制限が厳しければ、そういう環境(どういう環境かはあえて書きませんが…)が近くにある病院を選ぶか、採精室を使う覚悟を決めるしかないですね。

この時間の制限は、病院によっては1〜2時間以内と案内しているところもあるようなので、問い合わせてみたほうがいいと思います。

採精室を使う人が少ないのか、私の場合は「どうしますか?」と聞かれもせず、持ち帰り用のカップをいただきました。

スマホで病院に電話をかける40代くらいの男性のイラスト

2. 雰囲気で選ぶのがいい

正直、この検査の場合、お医者さまの技量はほぼ関係ありません。どこの病院がいいとか悪いとかはないので、とにかく入りやすい雰囲気のところや、Webサイトがしっかりしているところなど、最初の一歩を踏み出しやすいところを選ぶのがいいです。

やっぱり今回はやめておこう、となるのがいちばんよくないですからね。

必要な費用

精液検査は、だいたい1万円くらいだと思います(記事を書いた2023年時点の目安です)。先々のことを考えると、決して高い投資ではありませんので、婚活男性にはぜひ受けていただきたいです。

風疹の抗体検査も同時に受けよう

精液検査と同時に、血液検査があります。これは、HIVや性病にかかっていないかをチェックするものです。この血液検査に、オプションで風疹の抗体検査を付けられると思いますので、このタイミングで受けておくのがおすすめです。

風疹の抗体検査が必要な理由

妊婦さんが風疹にかかってしまうと、お腹の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」になる可能性が高くなります。目・耳・心臓などに疾患が起きる病気です。

これを防ぐためには、夫婦ともに風疹にかからないよう、抗体を持っておくことが大切です。また、社会全体で風疹の抗体を持って、妊婦さんを守ることが必要です。

昭和37年度〜昭和53年度生まれの男性は、公的な風疹の予防接種を受ける機会がありませんでした。風疹の抗体を持っていない可能性が比較的高い世代ですので、特に注意してください。ほかの世代の方も、念のため検査するのがよいでしょう。

風疹の抗体検査は自治体の補助あり

岡山県の場合、風疹の抗体検査は無料で受けることができます(記事執筆時点)。検査しない理由はありませんので、かならず風疹の抗体検査のオプションは付けましょう。

ほかの自治体でも補助のあるところが多いと思いますので、病院で尋ねてみるとよいと思います。

精液検査の結果

検査項目は7種類

精液を提出してから1週間ほどで、検査結果を説明してもらえます。

項目は「精液量」「濃度」「総数」「運動率」「高速率」「高速総数」「奇形率」の7つで、WHOの定める基準値があるようです。

私の場合は、このうち2項目が基準値以下だったのですが、妊娠には問題ないですよと説明していただき、ホッとしました。

結果が悪くても、精子の状態は日によって大きく違うので再検査が行われたり、生活習慣の改善でよくなるケースもあるようです。

岡山県なら三宅医院がおすすめ

私は、岡山市南区大福にある三宅医院さんにお世話になりました。最初に電話するのはちょっと戸惑いますが、淡々と事務的に対応していただけたので安心しました。

私が受けたときの、三宅医院さんでの流れは次のとおりです。

  1. まず電話で「精液検査をしたいのですが」と伝えます。検査用の精液採取カップをもらいに来てくださいと案内されますので、これが1回目の訪問になります
  2. 採取カップを受け取ると同時に、次回の予約をします。精液の採取前に禁欲期間が7日間必要と案内されましたので、注意してください
  3. 2回目の訪問で、精液の提出と採血があります。検査結果を受け取る日を予約して帰ります
  4. 3回目の訪問で、結果について説明していただいて終了です

流れや条件は変わることがありますので、受けるときは病院に確認してください。

この記事の内容は動画でもご覧いただけます

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男性特有の悩みは、なかなか相談先がなくて困ることもあると思います。俺婚では、ブライダルチェックを経験済みの私、岡が担当しますので、ご安心ください。

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