男性に朗報? 婚活は世帯年収で考える時代へ

他人の年収って気になりますか?
気にならないというと嘘になるけど…って感じですよね。
結婚相談所では、男性はどうしても年収で比較されがち…。
でも、そんな世界観がちょっと変わろうとしています

IBJのプロフに世帯年収が登場

 男は外で稼ぎ、女は家を守る。そんな結婚観も今は昔。
 現代は共働きが一般的な生活様式になりました。
 時代の変化に合わせて結婚相談所の婚活も変化していってます。

 2023年の4月10日に日本最大級の結婚相談所連盟であるIBJのシステム変更があり、あたらしくプロフィール登録項目として「世帯年収」が登場しました。
 自分とお相手が結婚したときに、いくら以上の年収を希望するか?という項目です。

 たとえば、自分が年収500万円、お相手が年収400万円とすると、世帯年収は900万円ということになります。
 ここでちょっとトリビアなのですが、年収は100万円単位の幅を持って登録されています。世帯年収を計算するとき、400万〜500万で登録している人は、その中央の450万として計算するアルゴリズムになっています。つまり、自分が400万〜500万、お相手が300万〜400万の登録とすると、450万+350万で世帯年収800万という計算になります。このときに、希望世帯年収800万円以上として検索すると、300万〜400万のお相手はヒットするということになります。

 では、IBJはなぜこの項目を追加したのか、そしてこの変更によって婚活戦略がどう変わっていくのかを考えていきましょう

IBJの狙い

 私見ですが、この変更には2つの狙いがあるように思います。
 1つめは、女性に世帯年収を意識して貰うことで、高収入の男性に人気が偏る現象を緩和して、年収の低い男性でもお見合いを組みやすくすることです
 女性からすると、夫になる人の年収は高いに越したことがないのは今も昔も変わりませんが、本当にお相手にその年収が必要ですか? と考えて貰うきっかけを作ろうとしているようです。
 お相手に年収1000万円を求めていたけれど、よく考えると私の収入と合わせて1000万円あればいいので、自分の年収を引いて、お相手に求める年収は600万円…ということです。
 こちらの狙いは、どこまで効果があるか、正直微妙なところです。

 2つめは、女性の年収登録を推進することです私はこちらが本丸ではないかと思います。
 IBJでは男性は年収登録が必須ですが、女性は任意になっています。今の時代にしては男女不平等に思えますが、婚活の構造上これまでは仕方が無い部分もありました。
 しかし、繰り返しになりますが共働きが当たり前の世の中になり、男性も女性の年収を知っておきたいという需要があります。
 いきなり女性の年収登録を必須にすると混乱が大きいので、ステップとして世帯年収を利用しようとしているのではないかと思います。
 世帯年収検索では、女性が年収登録をしていないと、検索結果に表示されません。ということは、多くの人にプロフを見て貰うためには、女性も年収を登録する必要があり、年収登録の動機になります。

男性に有利な変更だった

 総合的に考えると、今回の世帯年収登録は、男性側に有利なシステム変更だったと言えるでしょう。
 女性が高年収の男性を捕まえる場所としての結婚相談所…というネガティブイメージを払拭して、男女ともに将来の生活を想像しながら現実的なお相手選びをすることで、幸せなカップルを増やしていこうとするIBJの姿勢が感じられます。
 いずれにしても、俺婚はこれまでと変わらず独身男性の婚活を応援しています。一緒にゴールを目指していきましょう。

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