アラフォー婚活男性向け結婚相手の見極め方|恋活と婚活を区別せよ!

アラフォー男性向け結婚相手の見極め方 恋活と婚活を区別せよ

アラフォーの婚活は難しい。
一般的に歳を重ねるほど難しいと言いますが、
判断の難易度だけで言うとアラフォーが一番高難易度でしょう。
恋愛感覚だけでは上手くいかないのがアラフォーの婚活です。
どうすれば結婚相手を適切に見極めることができるんでしょうか。

アラフォー結婚相談所会員の憂鬱

岡山県倉敷市在住の松山勇次(41歳・仮名)は焦っていた。
『とにかく、今年は絶対に結婚しないとマズい』
大卒後、仕事に明け暮れて20代、30代を過ごしてきた。それはそれで満足感があったが、気づけば自分はアラフォーになっている。同級生たちは、みんなすっかり結婚してしまい、子どもの小学校がどうだとか、幼稚園がどうだとかの話題ばかりだ。
−−いまから子どもを作ろうと思ったら、もう限界の年だよな。40過ぎの俺と結婚してくれる人がいるのか…?
何もしないわけにいかないと、結婚相談所に入会したが、活動を始めて2ヶ月なんの成果も得られないでいた。

松山勇二の横顔

お見合いはできている。入会してから、もう4人と会った。
35歳、37歳、それから38歳がふたり。
自分よりずっと若い。でも、どうしても結婚相手とは思えなかった。お相手検索では、若い人ばかりに目が行ってしまう。これじゃダメだと頭ではわかっていても、どうしても30代後半女性を結婚相手には思えなかった。

今日は5人目のお見合いだったのだが、やはり気持ちが前に向かなかった。
37歳女性、取り立てて特徴のない女性だと思った。仕事は公務員で市役所に勤めているらしい。結婚相手には申し分ないはずの女性だ。

ショッピングモールとかでよく見るよな、こういう人…、なんて頭の中でついつい考えてしまう。その日のファッションも相まってか、なんだか小学校の授業参観に来たような気分になってしまう。

「いい人なんだろうけど、でもな…」
お見合い会場をでて、駅へ足早に向かう。
「好きになれる自信がない…」
家に着いたら、お断りしてもらうように仲人に伝えようと、勇二は考えていた。

駅前の広場にさしかかったとき、見覚えのある顔が向こうに見えた。高校で同級だった山口だ。年に1回くらい飲み会で会う間柄だった。
見ると、女性と小学生くらいの子どもを連れている。そうだ、去年の飲み会の時に、うちの子どもが運動会で、という話をしていた。あれが奥さんか…。
「山口、久しぶりだな!」
「おお、誰かと思ったらユージか。こんな日曜日にスーツかよ。仕事か?」
「あぁ。まぁね」
お見合いをしていたなんてなんだか恥ずかしくて言えず、適当に誤魔化す。
「こんにちは」と、ぐっちーの3歩くらい後ろから奥さんが挨拶をしてくれた。子どもは人見知りなのか、奥さんの後ろに隠れてしがみついている。
「どうも…」
なんとなく、さっきお見合いをしていた女性に雰囲気が似ている歳も、背格好も。
さすがにお見合いのようにオシャレをしているわけではないが、元気なお母さんという雰囲気だ。
「お前も大変だな。俺も家族サービスでさ…」
山口が謙遜したように言うのろけ話が、いまの勇二にはつらい。
「ほんと、うらやましいよ。いい奥さんがいて」
自分の婚活が上手くいっていないだけに、お世辞ではなく本心でそう思った。
俺もこういう人と結婚していたら…?
奥さんと目が合いそうになって慌てて目をそらした。

今日お見合いをしたあの女性も、結婚したら山口の奥さんみたいな雰囲気なんだろう。
山口の様子を見て、自分の結婚後の姿がリアルに想像できるようだった。
−−やっぱり、もう1回会って貰えるようにお願いしようか。
勇次は3人の後ろ姿を見送ってから、すぐにスマホで交際希望の連絡を入れた。

山口ファミリーの後ろ姿

婚活と恋活の違いとは?

のん

勇次さん思い直したのだ!

おかりゅう

結局このご縁はダメだったんだけど、婚活を見つめ直す機会になったみたい。

結婚相談所を恋活に使うべからず

恋活という言葉があります。恋人を作るための活動ですね。
恋活を謳ったマッチングアプリも多くあります。
私は、結婚を目指されている方には2つのパターンがあると思います。
ひとつめは恋活の延長線上に結婚があると思って行動されるパターン
ふたつめは恋活と婚活は分けて考えているというパターンです。

私としては、ひとつめのパターンである恋活の延長線上の結婚を目指すのは20代前半までと考えています。
20代前半であれば、結婚のピーク年齢である27歳(男女ともにもっとも結婚する人が多い年齢は27歳です)までしっかり余裕がありますし、出産のことを考慮に入れても十分スケジュールが立てられる年齢だからです。

一方で、30代後半から40代前半のアラフォー男性は恋活をしている場合ではありません。
恋活ではなく、本気の婚活をすべき年齢です。
なぜかというと、お相手のメインターゲットとなる30代後半女性が、もう高齢出産の年齢に入ってきて、時間的な余裕がないからです。

結婚相談所の場合は、なるべく短期間にご縁を見つけたいという方が多いですので、恋活のつもりで活動しているとチャンスを逃しがちです。

恋活がしたいなら、結婚相談所を使うのは悪手です。
結婚相談所は、婚活のためにあるサービスです。

おかりゅう

初婚年齢のピークについては別記事があるよ〜

婚活相手としての異性と恋愛相手としての異性の違い

上のエピソードで勇次さんが気づいたように、恋人としてどうかな…?という異性と、結婚相手としてどうかな…?という異性とでは見る目が全く変わりますよね。

勇次さんの場合は、恋人候補としては気が向かなかった女性が、じつは結婚相手としては十分理想的だったということに、自分の友人の奥さんを見て気づいたわけです。

勇次さんのように、結婚したいと思って結婚相談所に入会したけれど、実は本当は恋人を探していたという人は少なくありません。
もちろん、結婚相談所での婚活でも、交際期間はしっかりあるわけですから、恋人の関係になります。しかし、その時のお相手の選び方(選ばれ方)は、恋人として選ぶ(選ばれる)わけではなくて、近い将来の結婚相手として選ぶ(選ばれる)のが正しいのです。

結婚相談所への入会を決断するときには、『ほんとうに結婚がしたいんだよな?』と自分の心と相談しましょう。ここがブレてしまうと活動が長引き、ますます結婚に不利になってしまいます。

おかりゅう

実は、好きになりやすいタイプの人って判断するポイントがあるので、別記事も参考にしてください。

婚活での結婚相談所の活用法

のん

自分の気持ちが自分でもよくわからないのだ…。

おかりゅう

自分は結婚したいのかどうかよくわからない…というご相談も歓迎!

俺婚では、「そもそも、結婚したいのかどうかがよくわからない」というご相談も歓迎いたします。
代表の岡も、結婚したいのかが曖昧なまま婚活をしていて、長い年月を浪費してしまった過去があります。

私は結婚相談所をやってますが、結婚だけが素晴らしい選択だとは思いません。じつは、結婚しないのが自分にとって最適解だったということもあり得ます。
男性の場合は、女性と比べてタイムリミットが遠くて曖昧なため、どうしても結婚に対して優柔不断に哉決断を先延ばししてしまいがちです。しかし、年月が経てば経つほど、どんどん結婚への門は閉ざされてしまうのが現実です。
いつか結婚するかも、と思っていたら、もう出来なくなっていたという悲劇を避けるために、自分と対話して早めの意思決断をしておかなければなりません。
結婚したいかわからないという相談に乗ってくれる結婚相談所は少ないかと思いますが、弊社も含めて結婚相談所を有効活用して、自分の人生を切り拓いていってほしいと思います。

決心を固めたアラフォー男性のイメージ画像

成婚難易度診断してみましょう

成婚難易度診断イメージ画面

実際に結婚相談所で婚活をした場合、自分はどのくらい有利なのか、不利なのか、気になりますよね。
当社では、入会前に婚活の難易度がわかる『成婚難易度診断』LINEのお友だち限定でご提供しております。

まずは、結婚相談所での活動の有利・不利を判断して、婚活戦略を考えましょう!

【書いた人】
岡隆平 結婚相談所 俺婚 代表
あなたの上昇気流婚をお手伝いする岡山県倉敷市の結婚相談所・俺婚の代表仲人。おかやま結婚推進協会理事。JLCA認定婚活カウンセラー。
20代、30代と婚活に悩んだ経験から、婚活サポートを志す。得意分野は問題解決思考。経営コンサルタント大前研一氏の元で学んだ問題解決手法を活かし、婚活に励む皆さんを応援いたします。
情報発信は『YouTube』『note』『俺婚ブログ』『IBJブログ』『X』『俺婚公式LINE』など。

YouTube動画版もあります

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