せっかく婚活するんだから、
しっかり選んで最高の相手と…。
誰もがそう思うものです。
しかし、その選び方が大問題!
○○で選ぶと将来後悔するかも…。
もくじ
『いい相手』と結婚したい
婚活するなら『いい相手』と結婚したい
せっかく婚活するんだから、少しでもいい相手と…
この記事を読んでくださっているあなたは、これから婚活を始めるところでしょうか? それとも、婚活をしているけどなかなか上手くいかないと悩んでいるところでしょうか?
婚活をするときっと誰もが考えることがあります。
『ちょっとでもいい人と結婚したい!』
男性だったら、顔がタイプの人とか、美人な人とか、スタイルがいい人とか、性格がいい人とか、自分に優ししてくれる人とか…。そんな人と一緒になりたいって思うもの。
女性もやっぱり、顔がタイプの人とか、背の高い人とか、収入が多い人とか、学歴のいい人とか、家柄のいい人とか…。そんな人と一緒になりたいって思うもの。
誰だって、どうせ結婚するなら『いい人』と結婚したいのだ。
でも、この記事の結論は○○で選んではいけないってことなんです。
結婚相手を○○で選んではいけない。
○○は何なのかを説明するために、まずは有名な秘書問題をご紹介します。
実は、たくさんの候補者の中から、いちばんいい相手を選ぶ方法って数学的に正解が決まっているって知ってましたか?
数学的に正しい『いい相手』の選び方
たくさんいる候補者の中から、いちばん良い人を選ぶにはどうすればいいか。
これ、実は数学の研究分野の一つだそうです。
通称、秘書問題と言います。
いちばん優秀な秘書を採用するにはどうすればいいかを考える問題です。
たとえば、こんな問題。
秘書をひとり雇いたい。いま100人が応募してきている。面接官である私は、面接をすれば全ての応募者に1位から100位まで順位付けができる。
いまから完全にランダムな順番でひとりずつ面接をし、その場で採用を決めなければいけない。一度不採用としたら、覆すことはできない。
この状況で最も優秀な秘書を採用するにはどう選べばいいか。
有名な問題なので、既に答えを知っている人がいるかもしれません。
このケースでの数学的な正解はこうです。
最初の37人は不採用として、その後、それまででいちばん良い人が来たら採用する。
秘書問題と婚活
上で紹介した問題設定は、現実に起きる問題と比べるとかなり状況が簡単になっています。
現実には、こんな問題がありますね。
- 何人の応募があるかわからない
- 1位の人を選べなくても、少しでもいい人ならいい
- 面接にもコストがかかるので少なく済ませたい
- 採用した人に就職を断られることもある
などなど。
現実はそう簡単にはいきませんが、秘書問題は考え方の参考にはなります。
さて、私たちにとって肝心の婚活の場面だとどうでしょうか? ちょっと考えてみましょう。
IBJ成婚白書(2023)によると、成婚退会した人のお見合い数中央値は男性で10、女性で11です。おおよそ10と考えて良さそうですね。
ということは、中央値通りに10人と会える人なら、最適な相手を選ぶ方法はこうなります。
結婚相談所に入会してお見合い3人目まではスルーして、4人目以降でいちばんいい人を選ぶ。
なんとなく正しいような気がします。
婚活の場合には、相手から選ばれる必要もあるので、そう簡単にはいきませんけどね…。
実は、ここまで考えていなくとも、多くの人はだいたいこんな風に考えます。
お見合いして、いい人がいたらプレ交際をしながら、別の人ともお見合いをしていって、最終的にいちばん合う人と結婚しよう
っていうやり方もいいんですけど、ちょっと罠があります。自分の性格もよく考えてからね…。
なにが悪いのだ!?
婚活で相手を選んではいけない?
秘書と・妻と・夫と
結婚相談所の詳しいルールについては別の記事を読んでいただきたいのですが、簡単な活動の流れはこうなっています。
- お見合い
- プレ交際
- 真剣交際
- プロポーズ
お見合いは、原則としては何人に申し込んでもいいですし、何人とお見合いしてもいいです。
プレ交際も同様に、何人と同時に交際してもいいですし、お見合いと同時進行しても大丈夫です。
ひとり対ひとりになるのは真剣交際から。
真剣交際に入るときには、すべてのプレ交際は終了しなければいけません。真剣交際中はお見合いもできません。
さて、このルールで婚活を効率よくしようとしたらどんな作戦がいいでしょうか。
- 何人もと同時期にお見合いしてたくさんの人に会い、
- プレ交際も複数人と同時進行して、相性を見極め、
- いちばんいいなと思う人と真剣交際に入る
だれでもこんな風に思いつきます。
常に複数人を候補としてキープしておいて、いちばん良い人を選べばいいんだ!という作戦です。
ところが、これは決していい作戦とは言えません。(人によってはこれが合う人もいますが)
秘書の採用面接と、妻・夫を選ぶのとは全く違うんです。
もちろん、将来家族になる人ですから、真剣に選ばなければいけません。
しかし、結婚相手の選び方は採用面接とは全く違う考え方をしなければ、将来の不幸の元になってしまいます。
結婚相手は唯一自分で選べる家族なのだ。
だからこぞ、○○で選んではいけない。○○とは…。
○○で選ぶと人生に暗い影が…
結婚相手を選ぶときにの、私のオススメはこれです。
結婚相手を比較で選んではいけない。
Aさんがいいか、Bさんがいいか、それともCさんがいいか。
Aさんは容姿がすごくいいけど、ちょっと性格がキツいな。
Bさんはお金持ちだけど、ちょっと太ってるな。
Cさんは家庭的だけど、趣味が合わないな。
うーん、やっぱり容姿は譲れないから、Aさんと真剣交際しよう!
こんな風に比較してしまって、いいことはほとんどありません。
なぜなら、「比較して選んだ」ことをあなたは一生覚えているからです。
夫婦仲が結婚後一生円満ということは稀でしょう。たまにはケンカもするはずです。
お金が足りず生活が苦しくなることもあるかもしれません。
子どもにトラブルが起きるかもしれません。
相手の両親に何かあるかもしれません。
そんなとき、「ああ、あのとき別の人を選んでいれば」と頭の片隅にも思って欲しくないんです。
比較して選んだからには、別の選択肢が当然あった。
別の選択肢だったら、こんな事態にはなっていない。
そう思ってしまうはず。
でも、将来のピンチの時にあなたがすべきことは、いま目の前のトラブルをどう解決するかを考えることです。
過去の選択のことではないはずです。
たくさんの選択肢を比較して選ぶと、最終的に選んだ選択肢の、良いところ・悪いところをすべて味わうことになります。酸いも甘いもというやつです。
ところが、人間は不思議なもので、選ばなかった選択肢にはなぜか甘いところしかないように思ってしまうのです。隣の芝生は青いというように。
「選択の自由には、後悔の自由も含まれる。」
結婚相手は唯一自分で選べる家族だからこそ、比較しないことが大切。
結婚相談所オススメの使い方
結婚後に後悔しないためには、「あなたの主観的な満足度を高める」ことを婚活中から心がけることが大切です。
繰り返しになりますが、主観的な満足度を高めるためには、「比較して選ばないこと」そして「選択の負担を減らすこと」が大切です。
では、結婚相談所での活動の場合、どうすれば「比較せずに選ぶ」ことができ、満足度が高まるんでしょうか。
一つ簡単な方法があります。
婚活のルール(制約)を自分で決めてしまうことです。
自らに制約を課すことが、満足度を高めます。
私のオススメは、キャッチワン・リリースワン方式です。
キャッチワン・リリースワン方式は、つねに目の前にいる人をひとりだけに限定します。
- お見合いはひとりずつ。同時に複数人のお見合い予定を入れない。
- お見合い後、仮交際に進むか、お断りするかすぐに判断する。
- 仮交際に進んだら、もうお見合いの申込み・申し受けはしない。
二人を同時に見ると、そこに比較が生じます。
秘書問題で候補者を選ぶときと同じです。
一見効率が悪いですし、せっかくのチャンスを逃してしまうように思いますが、そんなことはありません。きっとあなたの婚活、そして将来の結婚生活の満足度を高めてくれるはずです。
婚活でいちばん大切なことはこれです。
相手を選ぶことに必死にならず、目の前のご縁を大切にする。
どうか、この記事を読んでくださったあなたが運命の一人に出会えますように!
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