婚活でよく聞く『高望み』
女性の高望みが酷いといいますが、
本当に実態はそうなのでしょうか?
もしそんな人に会ってしまったら、
どうしたらいいのでしょうか?
婚活の高望みとは
叩かれる高望み女性
婚活を始めたり、婚活について調べたりすると必ず登場する言葉があります。
それが、『高望み』です。
婚活の世界での『高望み』の私なりの意味を書いてみます。
たか‐のぞみ【高望み】
結婚相手を探す際に、自らの身分や能力以上の高い望みを持ち、不釣り合いな相手とのマッチングを求めること。また、その望み。
YouTubeで検索したら出るわ出るわ…。
だいたい高望みと言われるのは女性です。
そして、高望み=悪という風潮です。
XやらYouTubeやらでボコボコに面白おかしく叩かれています。
男性で高望みってないのだ?
男性が高望みと言われない理由
ではなぜ、男性は高望みと言って叩かれないのでしょうか。
実は結婚相談所の仕事を始めて驚いたことがあります。
マッチングアプリでも結婚相談所でも同じなのですが、婚活の男女格差はすごいです。
これは私も仲人になってから驚いたんですけど、女性って申込みがたくさん来ます。
条件的に、ちょっと難しいかな…という女性でも、男の目からすると大量に来ます。
これは男がアプローチする側(=選ばれる立場)で、女が求められる側(=選ぶ立場)なので仕方の無いことです。
どこのマッチングアプリ会社も数字を公表してくれませんが、マッチング希望を送る数は女性が1とすると男性は10以上あるんじゃないでしょうか。
結婚相談所はマッチングアプリと比べると女性も積極的に申込みをしますが、それでも男女の差は大きく、男性100に対して女性は45と約半分です。
女性の婚活の感覚は、男には想像不可能な世界です…。
女性ってだけで需要しっかりありますからね。
男性は辛いですよ。難しい人はホントに全然申込み来ませんから、受けの姿勢では婚活が成り立ちません。
なので、女性で婚活が難しいのは、「全然出会えません」じゃないんです。
「全然いい人に出会えません!」なんです。
女性は申込みが来ているのに断ってしまうから『高望み』といわれますが、男性は申し込まれることが少ない上に申込みが通りづらいので『高望み』という語感とあわないわけです。
高望み女性の本心は…
高望みのほとんどは○○です
めっちゃ美人さんだと、そりゃいい人から申込みが来ます。
すごくいい人から申込み来てるのに、本人的には「全然いい人に出会えません!」なんです。
年収高い人が会ってもダメ、医者とか弁護士とかでもダメ、身長高いイケメンでもダメ…。
ふつうのビジュアルの人でも、ちゃんとしっかりした人から申込みが来ます。
ちゃんと年収があって、しっかりお仕事されていて、身なりも普通の人。
仲人的には、めっちゃいい人とお見合いできてる—!って感じなんですけど、一部の女性は、交際断っちゃうんです。
私から見ると、この手の女性全てを『高望み』とひとくくりにするのは少々乱暴なように思います。
本当に高い希望を持っているために上手くいかない女性もいますが、それはごく一部。
ほとんどの『高望み』と言われてしまう女性には別の理由があります。
『高望み』と言われる本当の理由…、それは…
そうなんです。臆病なんです。
なんで臆病が高望みに見えるのだ?
相手の悪いところは何だって見つけられます。
年収がめっちゃ高い人でも、「いや、ちょっと背が低いです」
しっかりしたお仕事の人でも、「いや、ちょっとお話が合わなくて」
背が高いイケメンでも、「いや、転職を考えているようなので」
何億人連れてきても完璧な人なんていませんから、なんだって理由を付けて文句が言えます。
理屈と膏薬はどこにでも付くというやつです。
なぜ文句ばかり言ってしまうのでしょうか。
つまりこれ、結婚する気が無いんですね。
正確には、本人は結婚したいと本気で思っているんです。
本人に聞いても、結婚したいと言います。
でも、心の芯の部分では、こう思ってます。
「結婚して、いまの生活が変わるのがいやだ」
「結婚して、万が一でも人生が悪い方向に変わるのがいやだ」
「とにもかくにも、リスクがあることは全部嫌だ」
変化すること、リスクがあることが嫌。つまり臆病ということです。
女性の結婚は勇気が要る
では、臆病な女性が悪いんだという結論でいいのでしょうか。
いや、そういうわけでもありません。
女性が結婚に臆病になってしまうのも、ある程度仕方が無い部分があります。
女性ってどうしても、結婚後の生活の変化が男より大きくなりがちです。
男女差別を助長するつもりはありませんが、現実的に考えて…。
- 苗字が変わるのは女性が多い
- 住む場所が変わるのも女性が多い
- 結婚や出産を機に転職するのも女性が多い
- 子どもができたら産休を取るのは当然女性、育休も女性が中心
すごく大きな変化です。
さらに、リスクもあります。
男性の方が力が強いですから、暴力を振るわれる可能性もあります(※DVは男女ともあります)。
浮気されて離婚を余儀なくされるかもしれませんが、子どもを引き取ることが多いのは女性の方ですし、その後の生活も心配です。
離婚となるとバツイチなんて呼ばれてしまい、再婚での成婚率は男性よりも低くなります。
女性の立場に立ってみると、結婚って結構怖いのだ。
臆病になるから、結婚したいと言いつつ、いろんな理由を付けて相手を断ってしまう。それが高望みに見えるんだね。
男性はどうすべきか
さて、では男性はこういう女性とお見合いになった場合、どうすればいいのでしょうか。
結婚相談所の仲人の立場としては、こうしたら解決しますよとズバっと答えるべき所ですが…。
正直、できることなんもないです。
ぶっちゃけの結論、お見合いの段階でできることはなんもないです。
お見合いの1時間で結婚を怖がっている女性を勇気づけて前を向かせられるなら、今すぐ心理カウンセラーに転職したほうが良いです。
できるわけないですし、できないから仲人も困ってるんです。
男性に求められる態度は、「そういう女性もいる」「女性が結婚に臆病になるのもわかる」と頭で理解しておくこと。
そして、諦めずに次のご縁を探していくことです。
最終的に成婚する人でも138人申込みして19回もお見合いしてるのだ
ダメな人に当たってしまったら、どうか相手を恨まずに、幸せを願ってあげてください。
その人もいま苦しんでいる最中なのです…。
神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。
変えるべきものを変える勇気を、
そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えてください。
ラインホルド・ニーバー (Wikipedia「ニーバーの祈り」より)
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