子ども希望の婚活男性が損しないための3つの視点|学術論文に学ぶ

婚活中の男性のあなた、結婚後にお子さんは希望されますか?
いやいや、子どもがいない夫婦を希望しているんだという方も、
授かったらいいけど、こればっかりはわからないから、と思っているあなたも、
俺は子どもを持つために結婚したいんだといういうあなたも、
いまからお話しする女性の年齢と出産についての基礎知識を知っておいて損はないでしょう。
いやむしろ、ちゃんと知っておかないと婚活で損な立ち回りをしてしまう可能性が高いです。
せっかく婚活を頑張るのなら、ちゃんと知識を持って活動しましょう。

【注意喚起】
このブログは医学の専門家ではない素人が制作しています。
情報の正確性について保証するものではありませんので、以下の点に留意してください。

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学術論文を読んでみる

 結婚してお子さんを授かるためには、女性が妊娠出産できる必要があります。年を取るほど妊娠出産に不利だというのはよくご存知だと思います。
 子どもが欲しいから○○歳以下の女性にターゲットを絞って婚活してるよ〜という方もいらっしゃるでしょうか。
 しかし、本当にそれでいいんでしょうか?
 その婚活方法で損しちゃってることはないのか?
 今日はもう少し、女性の年齢と出産について深掘りして理解していきましょう。

 さて、個人的に、婚活業界では一番有名なんじゃないかなという論文があります。
それは2002年のVelde(ヴェルデ)とPearson(ピアソン)の論文で、The variability of female reproductive ageing 女性の生殖年齢の変動性という論文です。
今回のブログを書くのに、論文を頑張って読んでみました。

おかりゅう

英語の論文はなかなか大変…

のん

このひと、Google翻訳つかっていたのだ

まず、この論文に出てくるめちゃくちゃ有名な図がありますので、まずはそれをお見せします。

 この図は横軸が女性の年齢、縦軸が全ての女性のうちの何%がその状態に達したかという数字です。

 S字カーブが4本あるんですが、一つずつ説明します。
 まずいちばん右端の曲線1は女性の閉経です。50%、つまり半数の女性が閉経を迎えるのは51歳だということがわかりますね。
 ただし、この51歳は平均であって、S字カーブのスタートは41歳、終わりは61歳くらいです。つまり、閉経のタイミングには大きな個人差があって、おおよそ40歳から60歳にかけて起こるということです。
 よく誤解されることなのですが、閉経のタイミングが不妊になるタイミングではありません。

 つぎに、右から2番目の曲線2は月経不順になるタイミングです。
 この論文で引用している別の論文によれば、月経不順になるタイミングと閉経になるタイミングは、だれでも6〜7歳でほぼ一定だそうです。
 ここが大きなポイントですね。
 閉経になるタイミングは個人差が大きい。そして、月経不順になるタイミングも個人差が大きいけれど、閉経のタイミングとリンクしているのです。

 そして右から3番目の曲線3が不妊になるタイミングです。
 この年齢以降は妊娠がかなり難しくなってしまいます。
 ここでも重要なことは、不妊になる年齢は、閉経になる年齢の分布と一致しているということです。

 さいごに、一番左の曲線4が生殖能力の低下が始まる年です。
 生殖能力の低下は、非常に曖昧な概念なので科学的なデータで裏付けることができないものの、その後の不妊・月経不順・閉経のタイミングとリンクしている可能性が高いとしています。

 つまり、この図は横に見ていくと一個人の生殖能力に関わるタイミングが分かるということになります。
 閉経が51歳の平均的な女性であれば、月経不順が45歳、不妊が41歳、生殖能力の低下が31歳からとなります。

上位10%くらいのタイミングが早い方だと、それぞれ、45歳、39歳、35歳、25歳
下位10%くらいのタイミングが遅い方だと、それぞれ、56歳、50歳、46歳、36歳です。

 この大きな個人差が何によって発生するかというと、喫煙や食生活の影響、避妊薬の影響も多少あるとしながらも、一番大きな要因は遺伝の可能性が高いようです。

・不妊になるタイミングは個人差が大きく、早い人と遅い人では20年以上差がある
・妊娠しにくくなるタイミングも同様に個人差が大きい可能性が高い
・女性が不妊になるタイミングは(婚活レベルでは)推定できない

子どもを希望する婚活男性に欠けがちな視点

 さて、話を婚活に戻しましょう。
 お子さんが欲しいからということで、お相手希望を35歳までとかにしていませんか?
 たしかに、その方が確率は高い。しかし、目の前の一人のことはわかりません。
 間違った知識のせいで損をしないために、婚活男性に欠けがちな視点を3点つご紹介します。

子供を望む婚活男性に欠けがちな視点その1
年齢にこだわる理由が言えるか

 なにがなんでも○○歳まで! それ以上は絶対に認めないという強すぎるこだわりは不要です。
 どうしてそのこだわりに行き着いたのか、理由が明確に言えますか?
 たとえば、出産を考えると35歳までってのが常識じゃないの?と思い込んでいませんか?
 34歳だったら絶対大丈夫という保証はありませんし、36歳だから絶対ダメというわけでもありません。もうすこし余裕を持って条件を広げてみると、その分、ご縁の可能性が高まります。
 あいまいな理由で、自分で自分のご縁の幅を狭めてしまっていませんか?

子供を望む婚活男性に欠けがちな視点その2
あなた自身は大丈夫なのか?

 不妊は女性だけが問題なのではなりません。男性側に問題があることだってあります。
 あなた自身は十分子供を授かる能力があるでしょうか。
 男性不妊の検査は、女性よりも簡単に行えます。以前のブログで解説していますので、参考にしてください。
 自分のことをチェックしていないのに、女性に年齢にだけこだわってしまっていませんか?

子供を望む婚活男性に欠けがちな視点その3
授からなかったときの覚悟ができているか

 今回紹介した論文からもわかるように、女性の生殖能力に関する年齢に20年もの個人差があります。
 これは本当に不思議なことですが、我々は事実として受け入れるしかありません。
 子供は授かり物というように、幸運が重なってはじめて子供ができるのだと思います。
 いま、子供が欲しいからという理由で婚活をされている場合、授からなかったときのことはちゃんと想定しておきましょう。

マッチングシステムの落とし穴

 はい、以上が子どもを望む婚活男性に掛けがちな視点3つでした。
 今回紹介した論文からわかるように、個人差というのはバカにできないほど大きな違いがあります。
一方で、婚活業界のシステムはデータベースに検索をかける仕組みになっていますから、年齢を検索条件に入れると、ただ機械的に条件に合う方のプロフィールのみが表示されてしまいます。
 そこに表示されない人は、あなたの目にとまることがありません。
 お見合いの申込み、申し受けの条件として、年齢にはそこまで強いこだわりを持つ必要がないのかもしれませんね。

 ぜひ今後の婚活の参考になさってください。

 余談ですが、私の周りにも不妊治療に取り組まれているご夫婦がたくさんいらしゃいます。
 20代で結婚されて、45歳くらいまでずっと治療に取り組まれて、やっと授かったという方もいらっしゃいます。本当に素晴らしいことで、みんなでお祝いをしました。
 こどもについては、苦労されている方がたくさんいらっしゃいます。
 こどもを望まれる方は、婚活中から今回のような知識に興味を持って調べられるといいかもしれません、

 こうやって色々と調べて、いよいよこれから結婚相談所で活動しようと思っている方は、自分が本当にどのくらい成婚の可能性があるのか、気になることと思います。
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