年の差婚のデータ|夫が年上の割合は52%まで減った令和の今

「今は多様性の時代なんだから、年の差婚だって増えているはずだ。俺にもワンチャンある」
——もしあなたがそう考えているなら、その希望的観測はいったん脇に置いてください。
人口動態統計を見ると、実際はまったく逆の動きが起きています。
俺婚代表・仲人の岡です。実は私自身、妻とは16歳差の年の差婚です。傍から見れば「例外中の例外」を自分で体現している立場だからこそ、データが示す厳しさと、その中でも残されているチャンスの両方を、率直にお伝えできると思っています。
「多様性の時代だから年の差婚も増えている」は誤解です
結論から言うと、多様性が進むほど、年の差婚は減っています。厚生労働省「人口動態統計」で1970年から2024年までの推移を見ると、傾向ははっきりしています。

1970年ごろは、結婚した夫婦の約8割が「夫が年上」でした。当時は「男性が年上、女性が年下」が、社会の暗黙のルールだったと言えます。
2024年になると、「夫が年上」の割合は約52%まで下がりました。30ポイント近い減少です。一方で「妻が年上」の夫婦は約1割から約25%へ、「同い年」の夫婦も約1割から約23%へと、どちらも倍増以上に増えています。つまり今は、2組に1組が「妻が年上か同い年」という計算になります。
「芸能人には年の差夫婦も多いし、時代的に増えているのでは」と感じる方もいるかもしれません。ただデータで見る限り、実際に増えているのは年の差婚ではなく、年齢にこだわらない「フラットな夫婦」のほうです。女性が経済的に自立したことで年上男性に頼る必要性が薄れ、価値観の合う同世代・年下男性を選ぶ流れが強まっている、というのが背景だと考えられます。
つまり「年の差婚」は、誰もが目指せる王道の選択肢ではなく、条件と状況が噛み合った一部の人だけが成立させる、少し特殊なルートになってきている——これが、データからまず言える一つ目の事実です。
(出典:厚生労働省「人口動態統計」)
私自身も「特殊枠」の年の差婚です
正直に言うと、私自身も妻とは16歳差で結婚しています。今お話しした統計だけを見れば、かなり例外的な部類に入る組み合わせです。
だからこそ実感しているのですが、「年の差婚がまったく無理」という話ではありません。ただ今の婚活市場において、年の差婚は「多くの人が自然にたどり着く王道」ではなく、「条件と状況、そして出会う場所が噛み合った人だけが成立させる、限られたケース」になっている、というのが正直な感覚です。
この記事でお伝えしたいのは、「だから諦めてください」ということではありません。「特殊なルートだと理解したうえで、遠回りにならない戦い方を選んでほしい」ということです。この後、その戦い方についても触れていきます。
「若い女性が好き」は自然な気持ちです。ただ婚活戦略としては見直しの余地があります
30代・40代の男性が、20代の女性に「いいな」と感じるのは自然な感情です。この気持ち自体を否定する必要はありませんし、婚活で年下女性を希望すること自体、何も間違っていません。
ただ、仲人として正直にお伝えすると、「若さ」だけを軸にお見合いを申し込み続けると、なかなか成立しにくい状況が続きやすいのも事実です。理由は先ほどのデータの通りで、女性側が年上男性を積極的に選ぶ理由が以前より少なくなっているためです。
実際の婚活現場で起きていること
「若い女性」という条件だけで申し込みを続けると、現場ではだいたい次のようなことが起こります。
- 申し込みを重ねても、なかなかお見合いが成立しない
- 成立しても、価値観やライフステージの違いから話が噛み合わず、交際に進みにくい
- その結果、婚活の期間だけがどんどん長くなっていく
「若さ」へのこだわりを持ち続けること自体は自由ですが、その分、時間というコストがかかりやすい——ここは一度、冷静に把握しておくと、今後の動き方を選びやすくなります。
実は20代後半〜30代の男性ほど、「年上女性」を選択肢に入れています
ここまで聞くと「じゃあ、どうすればいいのか」と思われるかもしれません。ここで一つ、現場の実感をお伝えします。
俺婚に登録している20代後半〜30代前半の男性会員を見ていると、年上女性への申し込みに抵抗が少ない方が多い、という傾向を感じます。29歳・30歳の男性が、32歳・34歳の女性に申し込み、お見合いが成立するケースは珍しくありません。
彼らは「年上のほうが自立していて楽だから」と戦略的に考えているというより、単純に年齢をあまり気にしていない、という印象です。年齢という枠組みより「話が合うか」「一緒にいて心地よいか」を優先している、と言い換えられるかもしれません。共働きが前提の世代だからこそ、「年上・年下だから頼る/頼られる」という感覚自体が薄いのかもしれません。
40代の男性からすると、自分が気になっている30代前半の女性に、20代後半〜30歳前後の男性も同じように申し込んでいる、という状況です。年齢という条件だけで勝負しようとすると、この世代とも競うことになる、というのは知っておいて損はない現実です。
※この傾向は、俺婚での仲人としての実感・観察に基づくものであり、公的な統計データではありません。
それでも年の差婚を望むなら、結婚相談所が現実的な選択肢です
ここまで、年の差婚を取り巻く厳しめのデータをお伝えしてきました。ただ、最後に一つだけお伝えしたいことがあります。
マッチングアプリや職場などの自由恋愛の場では、判断基準が「見た目」や「その場のノリ」に寄りやすく、同世代の男性が有利になりがちです。この土俵で年齢差を武器にしようとしても、なかなか評価されにくいのが実情です。
一方、結婚相談所に登録している女性は、近い将来の結婚・生活を前提に活動しています。求めているのは恋愛的な高揚感よりも、経済的な安定や誠実さ、精神的な包容力です。
この土俵では、社会人経験を積んだ大人の男性の強みが評価されやすくなります。年の差婚を望むなら、「恋愛市場で若さを競う」よりも「結婚を前提にした市場で、自分の強みを正しく伝える」ほうが、現実的な近道になりやすい——これが仲人としての実感です。
とはいえ、条件を伝えれば自動的にうまくいくわけではありません。プロフィールの作り込みや、見た目の印象づくりなど、押さえておくべきポイントがあります。
よくある質問
Q. 「年の差婚」は何歳差からそう呼ばれますか?
明確な定義はありませんが、一般的には7歳前後離れると「年の差」として話題になりやすい印象です。何歳差からというより、ご自身とお相手のライフステージが近いかどうかで考えるほうが実用的です。
Q. 年の差婚は、今後さらに減っていくのでしょうか?
女性の経済的自立が進む流れが続く限り、「夫が年上」の割合はこれからも緩やかに下がっていく可能性があります。ただし、ゼロになるわけではなく、条件が噛み合えば十分に成立する選択肢であることに変わりはありません。
Q. 20代・30代の男性でも、年の差婚は難しいのでしょうか?
記事内でお伝えした通り、若い世代の男性ほど年齢にこだわらず年上女性を選ぶ傾向があり、年の差婚(妻が年下)を狙うという意味では、年齢が上がるほど競争は厳しくなりやすいのが実情です。
まとめ
今回のデータからわかることは3つです。
- 多様性の時代ほど、年の差婚は減り、同世代婚・妻年上婚が増えている
- 「若い女性がいい」という気持ちは自然だが、婚活戦略としては時間がかかりやすい
- 20代後半〜30代の男性ほど、年上女性を選択肢に入れる柔軟さを持っている
私自身も16歳差の年の差婚をしている身として、「年の差婚は無理だ」とは言いません。ただ、それが今の婚活市場では特殊なルートであることを理解したうえで、遠回りにならない戦い方を選ぶことが大切だと感じています。
年齢へのこだわりをどう扱うかは、婚活の結果を左右する大事なポイントです。まずはご自身の希望条件が、今の婚活市場でどのくらい現実的なのか、客観的に知ることから始めてみませんか。
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